14年ぶりに住む羽島は、想像以上に楽しかった
東京で10年ほど働いて、2年前、子どもを連れて岐阜県羽島市に帰ってきました。生まれ育った、わたしの故郷です。
帰ってきてから、毎日のように新しい発見があります。
知らないうちにすてきなお店がいくつもできていて、子どもと遊べる場所も思っていた以上にたくさんある。週末、ふと思い立てば、山にも川にもすぐ出かけられる。朝、近所のおじいちゃんに「おはよう」と声をかけられる。家族や顔の知っている人たちに囲まれて暮らす日々は、東京では味わえなかった、しみじみとした幸せをくれます。
「羽島に帰って来てよかったなあ」——帰ってきてから、わたしは何度もそう思いました。
新しいことに挑戦している大人が、羽島にはたくさんいる
なかでも、いちばん心を動かされたのは、新しいことに挑戦している同世代の存在でした。
家業の農業を継ぎながら新しい取り組みを始めた同級生。これまで羽島になかったお店をひらいた人。昔から続く地元の産業を、次の世代へつなごうとがんばっている人——。
「こんなにかっこいい大人が、こんなに近くにいたんだ」と、何度も驚かされています。
挑戦している人がいるまちには、希望がある。本気でそう思います。羽島は、希望のあるまちです。
ある夜、子どもの寝顔を見ながら考えたこと
ある夜、子どもの寝顔を見ながら、ふと考えました。
わたしは大人になって、いったん外の世界に出て、帰ってきて、羽島の魅力を再発見し、羽島で暮らす楽しみ方に気づきました。
じゃあ、この子はどうだろう。
20年後、この子が大人になったとき——「自分のまちにも、こんなかっこいい大人がいる」「こんな楽しそうな仕事がある」「こんな新しい挑戦ができる」と気づけるだろうか。ちゃんと知ったうえで、自分の人生を選んでいけるだろうか。
正直に振り返ると、恥ずかしながら10代の頃のわたしは、地元の大人たちが何をしているのか、ほとんど知りませんでした。
都会に出るのも、地元に残るのも、戻ってくるのも、ぜんぶ素敵な選択だと思います。でも、選ぶためには「知っている」ことが前提になる。
わが子に、そして同じ羽島で育つ子どもたちに、まずは羽島の良さを知って欲しい。そう思うようになりました。
仕事で向き合ってきた「伝える」を、羽島でも
普段わたしは、NewsPicksという会社の中で、企業や商品の魅力を伝える仕事をしています。
この仕事をするようになったきっかけは、本が好きで入った前職の出版社でした。そこで企業の広告に関わるようになって、気づきました。すばらしい商品やサービス、想いを持っているのに、うまく伝わらず悩んでいる人が、本当にたくさんいることに。
伝え方を少し変えるだけで、それを必要としている人に届く。その会社で働きたい人が、あらわれる。「伝える」という仕事の手応えに、わたしはずっと向き合ってきました。
そして帰ってきた羽島で、気づきました。すてきな人や、誇りを持って仕事をしている素晴らしい会社が、羽島にはたくさんある。
羽島の魅力を再発見したとき、これまで仕事で経験してきたことを、羽島でも活かしていきたい。そう思うようになりました。
とはいえ、地域での活動は、企業相手の仕事とはちがうものだとも思っています。地元のみなさんに教わりながら、一緒につくっていきたい。そんな気持ちで始めたのが、この「はしま未来ベース」です。
羽島のすてきな人を「届ける」
まず、今後やっていきたいと思っているひとつめは、羽島でがんばっている人たちを、ちゃんと届けること。
このサイトの「MAGAZINE」では、羽島で挑戦している人や、企業、職人さんたちのインタビュー記事を、これから少しずつ公開していきます。
まずは、同世代でチャレンジしている人たち。そして、農業や繊維、昔から続く地元の産業でがんばっている人たち。
「こんなにかっこいい大人が、こんなに近くにいたんだ」
「羽島にも、こんな仕事があるんだ」
「この会社、こんな想いで仕事をしていたんだ」
——そんな発見を、ひとつずつ届けていきます。
羽島を「体験」する——親子向けイベント
ふたつめは、子どもたちが羽島の魅力を肌で感じられる場をつくること。
先日は、石原農園さんと一緒に「春の収穫祭」を開きました。土に触れて、自分で野菜を収穫して、農家さんの話を聞く。子どもたちの目がキラキラしている瞬間を、たくさん見ることができました。
春の収穫祭ートマトハウスが、はしまの『ひろば』になった日
子どもたちだけではなく、大人のみなさんからも「こんな場所があったんだね」「またやってね」と嬉しいお言葉をいただきました。
今回の収穫体験のようなイベントを、他の産業でも繋いでいけたら、と考えています。
一緒に、羽島を盛り上げていきませんか
小さな「わくわく」の積み重ねが、まちの空気をゆっくり、もっと楽しいものにしてく。わたしはそう信じています。
もし、共感してくださる方がいたら——
- 「うちの会社・お店を取材してほしい」
- 「うちと一緒にイベントをやりませんか」
- 「SNSをフォローして応援したい」
- 「ちょっと手伝ってみたい」
どんなかたちでも、ぜひお声がけください。一緒に、羽島を盛り上げていけたらうれしいです。
これから、よろしくお願いします。